屈折異常とは、物がぼやけて、はっきりと見えないことです。
はっきりと見えなくなる原因は、いろいろとありますが、このページでは、代表的な屈折異常について説明いたします。

正視 はっきり見える屈折状態
正視 はっきり見える屈折状態

『よく見える』と感じられる屈折状態では、見た物は(上図①)角膜、水晶体をとおり、焦点は、網膜上にあります(上図②)。その時の見え方が(上図③)で、はっきりと見えています。
角膜は変化しませんが、水晶体は、手元を見るときには、焦点を合わせるためにふくらみ、焦点距離を短くすることができます。力が抜けた状態(最も薄い状態)の時、網膜上に、焦点がある屈折状態を正視と言い、遠くから近くまでよく見えます。

近視 ぼやけてみえる屈折状態
近視 ぼやけてみえる屈折状態

近視とは、焦点が、網膜よりも前にある状態のことです。
見た物は(上図①)角膜、水晶体をとおり、焦点は、網膜よりも前にあります(上図②)。その時の見え方が、(上図③)で、ぼやけて見えています。この時、水晶体は、最も薄い状態です。
焦点をちょうど良い具合に網膜上に合わせるためには、めがねやコンタクトレンズ、オルソケラトロジー近視治療が必要です。
但し、お子様の場合は水晶体をふくらませたり、薄くしたりして、焦点を合わせる機能(調節)がうまく働かず、遠くが見えにくくなる場合があります。これは、無意識に力が入り(緊張状態)、水晶体をふくらませ、焦点距離を短くし、近視と同じように網膜の前で焦点を結ぶからです。この場合は、メガネ等の装用よりも先に、眼科で詳しく検査する必要があります。

遠視 ぼやけてみえる屈折状態
遠視 ぼやけてみえる屈折状態

遠視とは、近視と逆で、焦点が、網膜よりも後ろにある状態のことです。
見た物は(上図①)角膜、水晶体をとおり、焦点は、網膜よりも後ろにあります(上図②)。その時の見え方が、(上図③)で、ぼやけて見えています。
焦点をちょうど良い具合に網膜上に合わせるためには、メガネやコンタクトレンズが必要です。
しかし40歳より若い方々は、水晶体をふくらませ、焦点距離を短くすることで、無理やり焦点を網膜上に合わせることができる場合があります。無理をした結果、眼が疲れたり、集中力が途切れる原因になったりします。
お子様の場合は、めがねをかけた方が見えにくと感じる場合もありますが、眼のことを考えるとメガネ等で矯正した方が良いでしょう。眼科で詳しく検査する必要があります。

乱視 ぼやけてみえる屈折状態
乱視 ぼやけてみえる屈折状態

乱視とは、直交する方向(たとえば縦と横)、もしくは、複数の方向で焦点が違う状態です。そのため縦方向だけがぼやける、横方向だけがぼやけて見える等の症状がでます。
  見た物の縦方向は、(上図①)角膜、水晶体をとおり、焦点は、網膜上にありますが、(上図②)横方向では(上図①)、角膜、水晶体をとおり、焦点は、網膜よりも前にあります(上図②)。その時の見え方が、(上図③)で、縦方向ははっきりしていますが、横方向は、ぼやけて見えています。

乱視 ぼやけてみえる屈折状態

こちらは、見た物の横方向は、(上図④)角膜、水晶体をとおり、焦点は、網膜上にありますが、(上図⑤)縦方向は(上図④)、角膜、水晶体をとおり、焦点は、網膜よりも前にあります(上図⑤)。その時の見え方が、(上図⑥)で、横方向ははっきりしていますが、縦方向は、ぼやけて見えています。
 ぼけ度合は、同じですが、軸度によって、見えにくさは変わります。
焦点をちょうど良い具合に網膜上に合わせるためには、乱視用メガネや乱視が強い場合にはハードコンタクトレンズが必要です。

老視 手元がぼやけてみえる屈折状態

老視とは、加齢とともに、調節力(水晶体をふくらませる機能)が弱くなり、手元の物がだんだん見えにくくなる現象です。
近視の方も、遠視の方も同様に老視になります。筋力が弱くなる、体力が落ちるのと同じことです。
眼科で老視と診断されたら、無理をせず手元用のメガネを作った方がより快適な視生活が送れるでしょう。

眼精疲労 目が疲れる、かすむ、まぶしい、眼からくる頭痛、肩こり

眼精疲労とは、見る作業を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状や、 頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が現れ、休息や睡眠をとっても充分に回復できない状態をいいます。
原因は多岐に渡っており、遠視や乱視、メガネやコンタクトレンズの矯正不良(度数が合っていない)、ドライアイ、白内障や緑内障、VDT作業などの視環境、風邪などの全身疾患、心因性などです。
治療は原因の特定とその排除ですが、原因の特定はとても難しいものです。
鶴田眼科医院では、見る物への距離別に調節障害具合を視的に表す精密機器【アコモレフケラト】を用い、『調節緊張』『IT眼症』などの診断をしています。

アコモレフケラトSpeedy-i 調節緊張・調節障害測定医療機器
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