視力矯正方法は、いろいろあります。大きく分けると、可逆性と不可逆性。
可逆性とは、元に戻って、やり直すことができる、メガネ・コンタクトレンズ・オルソケラトロジー・フェイキックIOLです。不可逆性とは、元には戻れない、近視矯正手術(レーシック・i-レーシック・リレックスなど)です。
視力矯正方法の選択は、眼への影響(安全性)・快適な視生活はもちろん、その他に、近視の場合は、強度近視にならないよう考慮しましょう。
このページでは、コンタクトレンズとメガネ、そしてオルソケラトロジー特徴を説明します。

コンタクトレンズ・メガネ・オルソケラトロジーの特徴
コンタクトレンズメガネオルソ
安全性角膜への酸素供給不足、物理的刺激により、トラブル発生の恐れあり眼への影響はほとんど無い装用時間は短いが、眼をつむった状態なので、酸素不足により角膜が傷つく恐れあり
見え方すっきり見え、視野が広い。(約200°)強い乱視も矯正できる。物の大きさが異なって見える。メガネ枠が見える。視野が狭い(約120°)裸眼と同じ状態。良く見える
自覚症状ゴロゴロ感、乾燥感などの異物感を感じることがある。鼻、耳付近に圧迫感や違和感を感じることがある慣れるまで、ゴロゴロ感を感じることが多い
お手入れレンズをはずした後、必ず洗浄し、専用保存(消毒)液で保存する(1日使い捨てタイプを除く)気が付いたときにやわらかい布などで拭くレンズをはずした後、必ず洗浄し、専用保存液で保存する
近視化度数進行ハードは度数進行を抑えることができるが、使捨て等ソフトは、使用状況に応じて度数は進む使用状況に応じて度数は進む度数進行を抑えることができる
コンタクトレンズの種類

コンタクトレンズで、屈折異常を矯正しても、メガネも必要となります。
その理由は、コンタクトレンズは、起きている間中つけていると、眼に負担がかかり過ぎるからです。朝起きて、コンタクトレンズをつけるまで、夜はずして、眠るまでの間に使うメガネ、または、眼が傷ついて、コンタクトレンズが使えな時に使うメガネが必要です。
コンタクトレンズとメガネを、必要に応じて使い分けた方が、快適な視生活をおくることができます。

【 シリコンハイドロゲルソフトコンタクトレンズ 】
従来の素材にシリコンを配合し、飛躍的に酸素透過量が増大したレンズ。安全性が増し、乾燥感の軽減も期待できます。但し、脂質汚れ、ケア用品も選んで使わなければならないこと、お値段が高いことが気になります
1日使捨て
タイプ
1日使用で捨てるタイプ。レンズが汚れやすい方、1週間に数日しか使わない方、洗浄・保存等ができない場合にお勧め
2週間交換
タイプ
開封後2週間使用し、新しいレンズに交換するタイプ。毎日のこすり洗浄・消毒保存が必要。
1ヶ月交換
タイプ
開封後1ヶ月間使用し、新しいレンズに交換するタイプ。毎日のこすり洗浄・消毒保存が必要。レンズ代金は2週間交換タイプよりも安くなるものもある
※ 1日使い捨てと2週間交換タイプには中程度までの乱視が矯正できるタイプもあります。また、度数に制限があり、視力の改善が望めない場合もあります。
【 ソフトコンタクトレンズ 】
従来の素材にうるおい成分を配合し、乾燥感の軽減を目的に開発されたレンズです
1日使捨て
タイプ
1日使用で捨てる最も清潔なタイプ。レンズが汚れやすい方、1週間に数日しか使わない方、水泳やスポーツの時だけに使用される方、洗浄・保存等ができない場合にお勧め。1日12時間まで
2週間交換
タイプ
開封後2週間使用し、新しいレンズに交換するタイプ。毎日のこすり洗浄・消毒保存が必要。レンズ代が比較的に安価で、使用者が多いレンズです。毎日のこすり洗浄・消毒保存が必要
※ 1日使い捨てと2週間交換タイプには中程度までの乱視が矯正できるタイプや遠近両用タイプもあります。また、度数に制限があり、視力の改善が望めない場合もあります。
【 ハードコンタクトレンズ 】
酸素透過性タイプ見え方のすっきり感・乱視矯正力・耐久性に優れている。初めて装用するときはゴロゴロ感がある。また、激しい運動をした際、ずれたり、はずれたりすることがある。近視度数の進行を抑えることができる

コンタクトレンズ注意事項

必ずお守りいただきたいこと

  1. 少しでも異常を感じたら、すぐに眼科にかかりましょう。また、医師の指導は必ず守りましょう。
  2. 装用時間、装用スケジュールを守りましょう。
  3. 決められた洗浄・消毒・保存方法を守りましょう。
  4. 定期検査を受けましょう。
メガネトレンズの種類

メガネレンズのお値段は、メーカーブランドと機能によって変わってきます。
レンズが薄くなるほど、視野が広くなるほど、コーティング機能が増えるほど高価になります。
メガネを使う用途、頻度も考慮してレンズを選択しましょう。

屈折率レンズは中心から周辺への厚みを変化させることで度数を変えています。
屈折率とは、レンズ自体の度数を変化させる能力です。
1.50 > 1.60 > 1.67 > 1.72 と数字がおおきくなる程、同じ度数でもレンズは薄く、軽くなります
レンズ設計レンズ設計により、視野の広さが変わったり、また、物の大きさが変わるというメガネの欠点を軽減することができます。
球面設計 ⇒ 非球面設計 ⇒ 両面非球面設計と視野が広く、ゆがみが少なく、物の大きさ変化が小さくなります
コーティングメガネレンズには、様々なコーティングを施すことができます。
    低反射コート
  • メガネレンズの反射を低減させるコーティング。通常、ハードコートも付加されている
    汚れ防止コート
  • 汚れがつきにくく、汚れても簡単にふき取ることができるコーティング
    耐キズコート
  • キズが付きにくくなるコーティング
    静電気防止コート
  • ゴミ・ホコリがつきにくく、汚れもさらにつきにくくなるコーティング
    青色光カットコート
  • 眼に負担をかける液晶モニターから出る青い光をカットして、目の負担を軽減させることができるコーティング
    裏面反射UVカットコート
  • メガネレンズ内側で反射するUVを低減させるコーティング(メガネレンズは外側からのUVはカットしている)
    曇り防止コート
  • 水蒸気や湯気が多い場所でメガネの曇りを軽減することができるコーティング。但し、キズがつきやすいという欠点もある
オルソケラトロジーとは‥

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強度近視について‥

強度近視とは、度数が-6.00Dを超える近視をさします。強度近視は、眼底に様々な異常を起こす危険性があります。

強度近視の方の眼は、前後に長く伸びており、眼底の網膜や脈絡膜に負担がかかり、網膜剥離を発症するリスクが増えます。その他にも、脈絡膜から新生血管が網膜に伸びてきて出血したり、視神経繊維に障害が起こり、視野が欠損することもあります。
また、どんどん進歩している近視矯正手術も、強度近視では受けることができません(-4.00Dくらいまで手術可能)。将来的な矯正方法の選択肢を縮小することにもなります。

眼の組織は、再生可能な箇所と不可能な箇所があります。
不可能な箇所での病気は、現状を維持するための治療をしなければなりません。現状より良くなることが期待できないのです。
コンタクトレンズやメガネも、使用方法を守り、眼科での定期検査を6ヵ月毎くらいのペースで受けた方が良いと思います。

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